飼料の配合業務を行っております。配合というと手作業で行っていると思われる方も少なからずいらっしゃると思います。私もその一人でした。しかし、実際は製造工程のほとんどが機械化・自動化されており、パソコン操作によって配合飼料を作っています。

自動化されているというと単純作業に思われるかもしれませんが、例えば「特定の原料が含まれる製品を製造した後に△△製品を製造してはいけない」などの制約があり、更に各種法令やそして納期にも間に合うように製造しなければならないため、毎日頭を使う業務で常に新鮮味があり達成感が得られています。

また、配合業務以外にも機器や設備のメンテナンスなど、多種多様な業務に携わっているため、毎日同じ作業をするということがないため、飽きることなく仕事ができています。

私たちが作った飼料を食べた家畜の肉や卵がスーパーに並び、それを買い物カゴに入れているお客様を見た際は、自分が従事している業務は社会に必要なもので皆様の役に立てていると感じます。

また、家族・親戚がその肉や卵を食べて「美味しい」と言ってもらえたときには、嬉しく感じると同時に、もっとより良いものを作りたいという気持ちにもなります。

自分の作った飼料が元になり、肉や卵となって口にするという「食」の部分で皆様を支えていると考えると、責任も大きく感じますが、美味しそうに食べている姿を見るとそれ以上にやりがいを感じます。

配合業務はただ漠然と行って飼料を造れば良いというわけでなく、お客様に求められる品質の維持や適性コストを保つための製造能力の向上なども考えていかなければなりません。

そのために、工場設備や加工技術に関する知識や経験はもちろん、畜産に関する幅広い知識を更に蓄えていくことが必要だと考えています。

正直、難しい部分もあると思いますが、それをやり遂げることによって自分自身の成長と共に工場全体の成長にもつながると思うと、より前向きに、より真剣に業務に取り組めます。色々な知識や経験を蓄え、工場のことなら彼に任せれば安心だと皆さんから認められ、必要とされる人材になることが目標です。