私の担当している仕入部の業務は、ただ原料を調達することだけではありません。有事の際に利用する備蓄原料の数量管理、品質やデリバリー関係のトラブルの対応、為替やより有利な原料の情報など、原料関係の情報収集と社内への発信などがあります。

このように仕入部の業務には様々な業務がありますが、全てにおいて製造部門や販売部門をサポートし、その先にあるお客様の満足に繋がるよう、日々取り組んでいます。

仕入部は、大きな金額を扱う部署なので、自分がしっかりと情報を収集・分析して決めた買付が、夜寝ている間に相場が悪い方にガラリと変わっていた時には会社に行くことすら辛くなってしまうことがあります。逆に、買付が上手くいきコストダウンに成功した時は、大きな喜びとやりがいを感じることができます。

配属が決まった当初は、原料を少しでも安く調達して、会社の利益に貢献することが仕入部の仕事だと漠然と考えていました。しかし、一年半が過ぎ、少し考え方が変わりました。

「利は元にあり」という言葉があります。目先の利益のためにとにかく安く買えばよいというのではなく、良い仕入れを行ってこそ、結果として全体としての繁栄につながるということです。

自分がこれから先、仕事をしていく中で、困難はたくさんあると思います。サプライヤーともしっかりとした信頼関係を築き、当社の協力者となってもらい、価格に現れない部分でもお客様と会社に貢献できるようなバイヤーになるのが私の目標です。