肥料部では、飼料製造で培ったノウハウを活かし、良質な有機質原料を使用したペレット肥料の製造・販売を行っています。営業は担当を地区毎に持ち、その地区の特約店様への訪問や新規取引先の開拓を中心とした営業活動をしています。

肥料は農作物の売れ行きや作付けの変化など、社会潮流に合わせてニーズが変化するため、特約店のセールスの方との商談や同行、時には直接農家様への聞き取りを通じて、お客様の課題や要望を吸い上げて提案を行うことが大切です。

出張先は基本的に遠方が多いので、１週間のうち数日に集中してアポを取って効率的に巡回ルートを作り、残りの日程で内勤し打ち合わせや提案用の資料作成を行うといったサイクルで仕事をしています。

新たな肥料を提案し、使っていただいた農家様については特に、アフターフォローとして収穫前後にご提案した肥料の使用感を伺うことを心がけています。

「いい作物ができた」「この肥料を使ってよかった」とお褒めの言葉を頂戴した際、また、実際に獲れた農作物をいただいた際には、肥料営業としての醍醐味を味わっているなと感じます。

近年、SDGsや環境配慮の加速を背景に、農水省は有機農業の拡大を目標に掲げ、肥料法は大きく改正されました。肥料業界を取り巻く環境は大規模な変化の真っただ中にあるといえます。そんな中で肥料営業として第一線に身を置くことは、厳しい状況であると同時に、大きく成長できるおもしろい環境だと感じています。

現在担当しているお客様の中には、10年、20年も昔、当時の営業について今でも「あの時はこうして中部飼料に助けてもらった」「こんな努力をしてもらった」と嬉しそうに話してくださるお客様がいらっしゃいます。

日々の真摯な営業活動は、お客様との強い信頼関係を生み出すのだと実感しています。引き継いだ担当先ではその信頼を紡いでいけるように、また、新規のお客様にはその第一歩となれるように『残り続けるお付き合い』を作り出す営業になることが目標です。

肥料部では個人の新しいチャレンジを後押ししてくれる環境が整っているので、今後もお客様のニーズに応えるだけでなく、お客様の期待を上回る仕事をしていきたいと考えています。